入れ歯の人は、噛むときに口内炎に要注意
オーラルケアの考え方や8020運動が
普及し、虫歯予防を意識する人は増えています。
しかし、厚生労働省の統計によれば、歯を失った数は、
40代で0.9〜1.5本であるのに対し、50代では2.6〜4.1本、60代となると5.9〜7.2本、70代ともなると11本から12.7本と確実に歯を失っていきます。
現在はインプラントの技術も進み、歯を失っても不快な
部分入れ歯やブリッジでなくともインプラントがあればという意識を持つ方も少なくないとされています。
しかし、インプラントであれ、ブリッジであれ、自分自身の
歯でないことは事実です。
自分の歯には神経が通っており、口内で微妙は感触を
感じることができますが、義歯では噛むことはできても、
感じることはできません。
そこで、慣れないと誤って口内を噛んでしまいがちとなります。
神経が通っていないので、噛んでしまったときは、すでにガリッと
思い切り噛んでいる場合が多く、口内炎となってしまいます。
しかも繰り返し噛んでしまうので、悪化してしまいがちです。
口内炎自体は治りやすいのですが、繰り返すことが多いので、
噛むのが憂鬱になってしまいます。
義歯を入れた場合は、慎重に噛む癖をつけないと、
口内炎で苦しめられますので、要注意です。